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2008年 イチジク通信 3月号
節分過ぎて、春になるどころか、大雪。
ハウスの谷間では、1メートル高い雪がたまります。

太平洋側の産地では、簡易な雨よけハウスで栽培できるのですが、かなしいかな雪国・・・・雪に耐えるために、頑丈な構造になってしまいます。

一番多い時は、もう80センチほどありました。
来年は、融雪パイプを設置しないと、安心できません。
 
3月に入り雪も溶け、収穫に向けての講習がありました。

去年延びた枝から、収穫が出来る枝を伸ばすための剪定講習です。

真横に伸びた幹から、収穫できる枝を伸ばし、収穫が終われば切り戻す。その繰り返しで栽培していきます。

このような講習は、地域の技術と品質を高めるため、定期的に地元生産者と農協、県とて行っています。


画像は携帯電話にて・・・
 
講習を終えて、いざ自分のハウスで実践。
のこぎり片手に進めていきます。

迷っていると仕事になりませんが、この一手が樹の一生の姿に大きく影響すると思うと、つい考えて迷います。

こんな細い樹ですが、秋には腕くらいに太くなるのです。
 
切った枝は、集めてハウスの外へ。
乾けば焚物になるし、短く切って挿し木にもできます。

ハウスはこの後、閉めきって25度を目安に管理します。
春の天気は変わりやすく、すぐに室温が上がります。気をつけないと樹が枯れる事故も起こります。怖いです。

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